雨水の候


毎年の雨水のころ、
心がほどけてゆく

解けて、溶けてゆく

長い雪の季節からようやく春の光を見る思いだからだろうか

頑なな心、強張った身体、寒さを凌いだ街の風景、雨水のころの空気はそれら冬の背景を光へと変えてくれるよう

雨水のころになると、
水を含んだ染描紙の中に、一筋の光を求めます。

北海道神宮の森を歩いて


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