老木より愛を込めて、再び
樹齢1300年老木水松
当別町にて
雪深の元旦より半年が経ち、樹々の緑と湖の青深き道をゆく。
蝉の大合唱ときらきら光る木漏れ日の中に、樹齢1300年の、あの老木は立っておられた。
高く両手を広げて木漏れ日を揺らして待っていてくれたよう。
縄文時代のその時から。
大正時代の山火事にもただ一本、生き続けて。
大きな二本の水松、根本では太くて大きな一本となっている。
いいえ、
太くて大きな一本の水松は、共に、それぞれを生きるべく二本並んで力強く伸びていた。
そうして生き続けるいのちのチカラに
額をグッと押し当てる
「何があってもだいじょうぶ」
そんなふうに聞こえた気がした
0コメント