桃色の如月
二月になりました。
二十四節気の大寒を過ぎまして、昨夜から今朝にかけては一段と冷えています。
"ダイヤモンドダスト""霧氷"美しい寒の風物詩が各地で見られているそうです。
13年前のこの時期、店の開店に向け、喜びの気持ちいっぱいで壁に染紙を貼っておりました。でんぷん糊で貼り合わせます。翌朝、壁にはまだら模様が!その日の内に乾ききらない糊が凍っていたのです。完全に乾いてしまうと、何事も無かったように仕上がりますが、初めて目にした時は声が出ませんでした。それからは今でも作業で使用しました刷毛は、洗った後に冷蔵庫に入れて帰ります。通気性の良い(!)昔ながらの北海道家屋では、凍らせないために冷蔵庫があるようです。
あのワクワクした桃色の気持ちと、まだら模様を目にした驚きは鮮明に思い出されます。
暦をめくり、桃色の如月。
懐かしくあたたかな気持ちをいただきました。
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