影があるから


直さんの染紙を愛して止まない女性がいらっしゃいます。紙に会うために函館、新潟、熊本まで飛んで行かれます。真っ直ぐに、ご自身の心と紙を受け止めていらっしゃるように感じます。
紙のめぐみを、「酒蔵のようだね、酒の菌をゆっくりと育ててきたみたいね」とこの小さな紙屋を温かく見守ってくださっています。
彼女からお便りが届きました。
"春の日差しがまぶしい今朝!3月の紙は クリーミーなグリーンの作品。以前(好きで購入したけれど自宅の壁には)しっくりこなかった紙なのだけど、す〜っと心に 体に 細胞の隅々に 届いてくるの… 私のなにかが変化した  そんなふうに感じさせてくれるのが紙ですよね!"
そう思います。本当に。変化はうれしい。変化する事を怖く思う時もあるけれど、それを知らせてくれるのが紙ならば、嬉しさから 愛から また始められるように思います。

紙の光と影のような美しい春分をお迎えいただかれますように…



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