紙ノ道ノ上デ
"一歩"
このご案内状を投函させて頂きましてから13年。
皆様のおかげさまで、ここまで紙のめぐみを続けて来られることができました。
たくさんのあたたかいお心と、お力添えを頂戴いたしました。
深く御礼申し上げます。
ありがとうございます。
直さんの紙たちは、昨日の黄昏れの中に在り、
直さんの紙たちは、過ぎゆく日々の、今、を生きて、
直さんの紙たちは、迎え来る明日に、光に、向かっています。
紙のめぐみという小さな店は、右も左も分からずとも、紙の声を頼りに、その声の聞こえるままに歩いてきました。
14年目の春、「紙のめぐみの仕事がしたい」
そう言って下さる人がはじめて現れました。
紙の声は私に伝えました。
"また 一歩"
これよりまた一歩、踏み出す力を紙たちは与えてくれたように思います。
ひとつの目からふたつの目へ。
紙を見つめる目が、紙をお伝えする目が、ひとつ増えました。
新しい目を持って、どんな風に、紙の風景は見えるだろう。
この紙たちを気持ち良くお渡しする事が出来ますよう、新たなる思いを胸に歩いて参ります。
皆様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
紙のめぐみ
小川原めぐみ
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