思い出 Blankeneseの散歩道
2014年11月、オルデンブルクの朝。
直さんのご友人であります故ホルスト・ヤンセン生誕85周年、彼の眠る墓前へ、ヤンセン美術館へ。そして電車に乗ってアトリエのあるブランケネーゼを訪れました。
生前ヤンセンが歩いた散歩道。
「人は俺のことを運がいいって……」
直さんはご自分の運命をご自身で選択して歩いています。
運命の道の上を歩く者には、起こるすべては そう なっているとわかるのではないだろうか。
ふとした時に湧き上がる満ち足りた何とも言われない幸福感、どんなに苦しくあきらめようとしても再びそこを歩き出させる見えない何か…そのどちらも、道の上を歩いている証のひとつなのだ…そう、私も直さんと同様に、とても運がいい。直の紙と出会えたのだから。私の道は私にしか歩くことが出来ないのだから。その時のまんま、いればいい。
そんなことを思いながらブランケネーゼの散歩道。
落ち葉の舞う中で充満する心。忘れない。
曇り空でも。肌寒くても。
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