夏の雨の日に
真夏日と呼ばれる日が、10日ほど続きました。68年ぶりだそうです。草木も山も畑も、鳥も虫も、家も、アスファルトも、皆、雨が降るのを長く待ちました。昔のように、ザーッと夕立がきて、スーッと涼やかになる。そんな夕暮れを今は楽しむことが出来なくなりました。ムンムンとした夏のアスファルトの匂い、草刈りした公園の匂い、揺らめく陽炎や道路の逃げ水、冷んやりのトンネル、水やりをしながらの小さな虹、汗かきながら走り回ってキンキン痛いかき氷。とりわけ、私にとって香りは瞬間に時を戻すツールです。子供の頃に沁みついた夏を、今もう一度、心の中で体感しています。
皆さまはどのような夏を懐かしく思いますか?
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