いよいよ生い茂る、弥生
三月に入りました。
毎年一月の末頃より、鮮やかに目に映る真っ青な紙への憧れが強くなります。
北海道は長い冬。
白い世界と、葉を落とした樹々の色。
長い時間をモノトーンの中に暮らします。
それは美しくはありますが、ほんの少しずつ春の光を感じ始めて、私たちの心は鮮やかな青に恋焦がれます。
青は、森の山の田の畑の、樹々の葉の草の、命が生い茂る青です。今日、そんな風に思いました。
三月の別名、弥生。
「弥」はいよいよ、「生」は生い茂る。ここからきているのだそう。
先日、北海道のテレビ番組が紙のめぐみを訪れて下さいました。
展示しておりました青い紙の作品をご覧頂きましたお客様、「この時期になると色が恋しくなるんだよね」そう仰って、放送の翌日に足を運んで下さいました。
青い弥生、白い弥生、
春はもうそこまで。
いよいよ生い茂る、青い…
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