線 〜稜線〜


札幌の西の端、山裾に暮らします。
西に重なる山々の稜線が、店までの往復の中、いつも目に映ります。
いつかの霧の朝、光の中に景色はありました。
いつも当たり前に在るはずの山々とその稜線は霧に覆われて、そこには全く何も無いような錯覚に陥りました。深い霧の日だからすべてが見えない、というのとは違い、ただ家並みが見えるだけ、その上に白い空だけがあるように映りました。怖さを覚えました。揺るぎない安定感を知らず知らずのうちに山の稜線から与えられていた事に気づきました。
このように大きく変わることのない稜線を、いつも目にできるということは、幸せなことと思いました。







開店日について

しばらくの間、ご予約をいただきましての営業といたします。
他のお客様との時が重なりませんよう、ご来店いただけましたらと心がけます。
紙のめぐみは、今までと変わらぬ店内でございます。
静かに紙とお話しいただけることと思います。


紙のめぐみ
kaminomegumi.paper@gmail.com
tel.  011-512-6736
留守番電話の際は、お名前とお電話番号を残していただけましたら、折り返しご連絡申し上げます。





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