重陽の、ミュシャと菊花と…


本日、九月九日 重陽の節句

古来中国では、奇数の日は縁起の良い『陽の日』とされ、三月三日や七月七日など、奇数が重なる日を祝い節句としたそうです。
そして、中でも一番大きい陽の数であります『 九 』が重なる九月九日を『重陽』と呼び、五節句の一つとして親しまれる行事となって、平安時代の初めに中国から伝わったそうです。

『菊のお節句 〜 心地良い秋の一日を愛でる日』そのような認識で今までは過ごしてまいりました。

先日、染描紙での貯金箱をお作りさせていただきまして、図らずも本日お伺いすることが叶いましたら…
迎えてくださった美しい菊色とミュシャ、温かく調和されたその秋色の中に、ポンと置いて下さいました。

一番大きな陽の数重なる吉祥の一日、私の仕立てた玉手箱ならぬ貯金箱にはこれまた幾重にもなる五百円玉が。
縁起の良い、実りある秋のお話をたくさん伺うことができました。

重陽の、ミュシャと菊花と貯金箱…
わたしにも作ろうかな。


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