Claude Monet
モネの睡蓮の池
オランジュリー美術館にて
初めてパリを訪れてから10年近くになります。ノートルダム大聖堂の荘厳なステンドグラスから朝の光が差し始めて涙が込み上げたことを思い出します。大火事からの復興の中、変わらずに世界中の人たちから愛される大聖堂は、姿が変わっても『 ノートルダム大聖堂 』でした。
セーヌ川の橋の上より祈りを捧げます。
三度目にして初めてパリのどちらかの美術館を拝観したくなりました。いつも気持ちがいっぱいになるので、日本でもどこでも、一日に一つ二つと、多くを訪ねることをしたことがありませんでした。
オランジュリー美術館
クロード・モネのあの連作のための空間です。睡蓮の池に佇みました。そうしましたら、動けなくて。
大きな8枚の作品です。
その内のこちらの池の前で半日を過ごしました。
花カフェシフォンさんの展覧会のために仕立て『蓮蕾 レンライ』と名付けた作品のことがようやく私自身の中で明らかになりました。
祈りを想って仕立てたのですが、このモネの睡蓮の池に導かれて降ってきました。
宇宙から見た、宇宙の中に在る地球です。
それは愛なのです。
私は半日、愛の中に佇んでいたのです。
私は直さんのあの染描紙に、モネの、雲が映るこちらの睡蓮の池の絵に、同じ愛を感じたのです。
と、自分勝手な解釈の中で、しみじみと浸り、涙を流すことができて、しあわせな時間をいただいております。
想像ができるということは、自由で、平和で、幸せなことであります。。。
ありがたいことであります。。。
花カフェシフォン五周年記念
紙のめぐみ展
5月21日(日)まで
11時〜17時頃まで
群馬県太田市小舞木町428-1
花カフェシフォンさんでお会いしましょう
『 蓮蕾 レンライ 』
観音さまの優しい手の指が、蕾の形を作ったようにも見えるでしょう。。。
その間に一筋の光が降り注いでいます。
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