秋の朝の空気感


肌に当たる空気の透明な感じ
薄っすらと晴れた秋の朝
一枚の墨の紙

白の中の墨の動き
部屋に清しさが増す
澄み透き通る

そんな空気をお伝えしたくて、写真に収める

色、質感、空気感、大気、エネルギー、すべてにおいて、今日のこの朝に、私に感じられたモノをそのまま写真の中には写すことができないこと、つくづく思う

たくさんの言葉を重ねてみても、感動の細部は、やっぱり伝えることができないこと、つくづく思う
そして、それでいいそれがいいと、しみじみ思う

グッときている胸の奥の感覚を、それぞれの朝にお渡ししたいと願いながら
そうして、それぞれの胸の奥に染み渡った何かを、何も言わずに、共有できたなら
その間にはあたたかいものが生まれ、言葉なく分かち合えるように思います。

 かんじんなものは目には見えないんだよ

星の王子さまとキツネの友情みたいな何かそういうもの

紙を通して伝えあえたらいいな





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