紙を旅する

10年程前、「紙舗直」さんの紙展のタイトルに『紙を旅する』とありました。
案内状の中から、直さんの一文です。

   『  11年前、アマゾンの祈祷師は言った。
        「あなたは、鳥だ。」
        私もそう思えるようになった。
        「紙を持った渡り鳥」と。  』

今年はポルトガルへ、昨年はアラスカベーリング海峡へ…直さんと白い紙、日本中の岬から岬へ、世界中の風から風へと旅は続いていらっしゃいます。

紙の白の中に吹いている風を感じるために、奏でられている音を聴くために、紙を旅する。
そのように感じます。

ポルトガルの光を風を、音楽を
私はポルトガルで生まれた紙を旅する

今日もいい一日となりますように。
心よりお待ち申し上げます。



紙展「ポルトガルからの便り」
29日(月)まで 会期中無休

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